写真で巡る東京ディズニーランド/エントランスからウェスタンランドまで。

写真で巡るTDR

開園を待ちわびる人々で混雑するゲート前。

「最初にスプラッシュマウンテンに乗って…」「お昼はどこで食べようか…」いろんな方向から聞こえる話し声と、エントランスのBGMが混じり合う朝。

ワクワクする気持ちが今にも溢れ出しそうになった時、パークのゲートが開き、少しずつ列が前に進んで行く。ふと上を見上げると、さっきまではまだ遠くに見えた“Tokyo Disneyland”と書かれたゲートがすぐ近くに…

というわけで今回は、写真で巡る東京ディズニーランド Part1 です!30枚以上の写真で、お出かけ気分を味わっていただければ幸いです。

メインエントランス

パークチケットを機械にかざすと聞こえる、“シャラー…ン”という高い音。この音は“ティンカーベルが入園するゲストに魔法の粉をかけている音”というのは、有名な話ですね。

ニッコリと笑うキャストさんの「ようこそ!行ってらっしゃい!」という言葉に心を踊らせながら、いざ入園!

魔法にかけられた私たちの目に、まず飛び込んでくるのはミッキーの顔の形の大きな花壇です。時期によっては季節のモニュメントが飾られていることもありますね。

アーケードを抜けるとパークの玄関口、ワールドバザールです。20世紀初頭のアメリカの街並みが再現されています。ショーウィンドウに丁寧に飾られたグッズやモニュメントが可愛くて、つい足を止めてしまいます。

そして街並みの向こう、遠くに見えるのはディズニーランドのシンボル、シンデレラ城。この景色は何度見ても、“ついに夢と魔法の王国にきた!”と、実感させてくれます。

バンドの生演奏に体を揺らしながら、お目当ての場所へと進んで行くゲスト。こうして、ディズニーランドでの一日が始まります。

メインエントランスの動画はこちらです。『写真で巡る東京ディズニーランド/エントランス』

アドベンチャーランド“冒険とロマンの世界”

では、ディズニーランドを左側からぐるっと回って行きましょう。

左手の手前にあるエリアは、カリブの海賊やジャングルクルーズなどの人気アトラクションがあるアドベンチャーランドです。

実はここアドベンチャーランドは、3つのエリアに分かれているって皆さんご存知でしたか?

ロイヤルストリート

カリブの海賊周辺、ニューオーリンズがモデルのエリアです。ニューオーリンズってどういうところだっけ?と思った方はぜひ、映画『プリンセスと魔法のキス』を見てみてください。まさにこのエリアのモデルになった街が舞台のアニメーションです。

アドベンチャーランドの人気アトラクションといえば、カリブの海賊。

アトラクションの中に入ると感じる水の音と独特の匂い。薄暗い船着場まで進むと、蛍の光や星空が見えて、辺りはすっかり夜の雰囲気。ここは“海賊が滅んだ平和な時代”のニューオリンズです。

この先に待つ恐怖を警告する骸骨が見えると、少し先から聞こえる悲鳴。滝から落ちると海賊が生きていた時代へとタイムスリップします。

滝から落ちてすぐ、私たちが目にするのは骸骨の姿の海賊たち。あまり知られていない話ですが、このアトラクションは前へ前へ進むにつれて、時をさかのぼっているんです。つまり一番初めに私たちが見るこの骸骨たちは、海賊たちが最終的にたどった結末ということになります。

呪われた宝の山を見ると今度は“海賊が生きている時代”へとタイムスリップ。

船が進むと聞き覚えのある“パイレーツ・オブ・カリビアン”の音楽に大砲の音。片手にはラム酒、片手には宝の部屋の鍵を持った海賊の後ろには、ジャック・スパロウの姿が。

“Yo Ho, Yo Ho, a pirate’s life for me”と、お酒を飲みながら陽気に歌う個性豊かな海賊たちや、火をつけて逃げた先で、誤って牢獄に入ってしまったお間抜けな海賊たち。

最後には無事に宝の部屋にたどり着いたジャックが上機嫌に歌っています。

残虐非道なところはいただけませんが、船と海を愛し、何にも縛られずに自由気ままに楽しく生きる海賊たちの姿をみると、少し羨ましいと思ってしまいます。

液晶画面・フラッシュを使った撮影は禁止なので注意してくださいね!

カリブの海賊の動画はこちらです。『写真で巡る東京ディズニーランド/カリブの海賊』

ダイニングエリア

名前の通り、飲食施設が立ち並ぶエリアです。前を通ると香ってくる中華の匂い。なんとなくこのエリアには合わないような中華麺のお店、「チャイナボイジャー」です。実はここ、カリブの海賊と深い関係があるそうです。

“かつて海賊船で働いていた中国人コックの孫がレシピを受け継ぎ、古いボートハウスを修復してつくった中華レストラン”なんだそうです。

夏にはさっぱりとした冷やし中華を、開放的なテラス席で太陽を感じながら食べるのがオススメ!また、秋になると食べられるお豆腐と角煮のあんかけラーメンは知る人ぞ知る人気メニュー。熱々のピリッと辛いあんかけが、身体を内側から温めてくれます。

ポリネシアエリア

ハワイやイースター島あたりの島々、ポリネシアがモデルのこのエリア。波の音と鳥の声、フラダンスの音楽が耳に心地いい南の楽園です。

“乗客のみなさまにー…最終のご案内をもうしあげまぁー…す”

遠くから聞こえるのは、ウエスタンリバー鉄道の乗車案内の声。この声に誘われて乗車すると、熱帯のジャングルと開拓時代のアメリカ西部を巡る旅が始まります。

“a-ll aboa-rd…!”出発のかけ声を合図に、“ポッ…ポーーーーーーー…!”と高い音が鳴り響き、機関車がゆっくりと動き出します。

だんだんとスピードが上がり、移り変わっていく景色。風を感じながら、ゆったりとした優しい声のアナウンスを聞きます。

“…それでは、これからさらに時間を遡って皆さんをある特別な所に案内する事にしましょう…”

機関車が真っ暗なトンネルの中へと進むと、そこは太古の恐竜が生きていた世界。リアルで迫力があり、大人ながらに魅入ってしまいます。

さて、機関車を降りると向かい側に見える大きな木。地上19mの大木に作られた、自分で歩いて景色を楽しむアトラクション「スイスファミリーツリーハウス」です。

晴れた日に登れば、木漏れ日や葉が揺れる音、吹き抜ける風が心地いい。ついさっきまで人がそこで生活をしていたかのような雰囲気が、冒険心をくすぐります。

もうそろそろ頂上…というところにある絶景スポット。木のしげみの間からシンデレラ城を見ることができます。高いところからパークを見下ろすというレアな経験ができるのも、このツリーハウスのいいところです。

アドベンチャーランドの動画はこちらです。『写真で巡る東京ディズニーランド/アドベンチャーランド』

では続いて、隣のエリア ウエスタンランドへ行って見ましょう。

ウエスタンランド“西部開拓時代のアメリカ”

乾いた空気の活気溢れる西部開拓時代のアメリカ。赤い岩山には鉱山列車が走り、悠々と流れるアメリカ河に蒸気船が運行するこの場所。脇目も振らずビックサンダーマウンテンに向かってしまいがちですが、ぜひ一度、ゆっくりとあたりを見回して見てください。

木のぬくもりを感じさせる建物やオブジェが特徴的で、優しい夕暮れ時の空がよく似合います。

このクマが指差す方向にあるのが、カントリーベア・シアターです。

カントリーベアシアター

どことなく懐かしく、素朴な響きの音楽、‘カントリー・ウエスタン’を演奏するのは、18頭の個性豊かなクマたちです。下の写真の可愛らしいクマたちは、左からバブルス、バニー、ビューラ。見た目はそっくりですが、ひとりひとり動きも声も違います。

季節によって入口の装飾も内容も変わり、3つのショーが楽しめます。夏バージョンは日本語の歌が多く、クリスマスバージョンは有名なクリスマスソングが増えるので、カントリーミュージックに聴き馴染みのない方には夏〜冬の公演がオススメです。

ビッグサンダー・マウンテン

ここからさらに奥へと進むと見えてくるのが、乾いた赤い岩山に、所々に生えるサボテン。そしてその中を駆け抜ける古びた鉱山列車。皆さんご存知のビッグサンダー・マウンテンです。

気持ちの良いスピード感がクセになるこのアトラクション。ライドのクライマックスといえば間欠泉の真横、恐竜の骨の真下を通るこの場所です。この角度からの写真はウェスタンリバー鉄道からしか見ることができないので、ぜひ探して見てください。

ビックサンダーマウンテンからさらに奥へと進むとたどり着くのがキャンプ・ウッドチャックです。

キャンプ・ウッドチャック

奥まったところにあり、比較的新しいエリアなので、行ったことがない方も多いかもしれません。隠れミッキーも様々なところにあります。下の地図にもいくつか隠れているのでぜひ探して見てください。

ここにあるレストランはキャンプ場のロッジのようなつくり。天井が吹き抜けになっていて広々とした印象。大きな石造りの暖炉からはパチパチと薪の燃える音がして、のんびりとした居心地のいい空間です。

手書きの黒板や手作りの飾りに加えて、所々に秘密の暗号があったりと、童心に帰ったようなワクワクを味わえるこの場所。ぜひ行ってみてください。

まだまだ新しいこのエリアの目の前に流れる、大きなアメリカ河。船の汽笛が聞こえる方へと向かうと、見えてくるのは 蒸気船マークトウェイン号です。

蒸気船マークトウェイン号

開園当時からあり、変わりゆくアメリカ河沿いの風景を長い間見守ってきたアトラクションです。波の音を感じたい時は水面に近い1階が、風を感じたい時は開放的な3階がオススメです。

“カラン..,カラン…”と鐘の音が高く響いたら、出航の合図。タイミングよくカヌーや機関車とすれ違うと笑顔で手を振り合うゲスト。なんて穏やかな空間だろう…としみじみしてしまいます。

夜になるとライトアップされて、また違った雰囲気に。この辺りにはベンチがたくさんあるので、景色を見ながらのんびりとした夜を過ごしたいときは立ち寄ってみてください。

夜空に上がっては消えていく白い煙と、キラキラと輝く水面を見ていると、時を忘れます。

ウエスタンランドの動画はこちらです。『写真で巡る東京ディズニーランド/ウエスタンランド』

最後に

ディズニーランドは左周りで進むと、過去から未来へと時が移り変わっていきます。今回はエントランスから入園して左回りで、アドベンチャーランド、ウェスタンランドへとご紹介しました。次回はクリッターカントリー、ファンタジジーランドへと続きます。

退屈なおうち時間。少しでも楽しい気持ちになっていただけていたら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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