写真で巡る東京ディズニーシー/アメリカンウォーターフロント

写真で巡るTDR

タワー・オブ・テラーやS.S.コロンビア号など、ディズニーシーの象徴的なアトラクションが集まったこのエリア。

いつの時代の、どの場所がモデルになったのか、みなさんはご存知でしょうか。

アメリカンウォーターフロント(前編)

舞台は20世紀初頭のアメリカ。アメリカンウォーターフロントには、2つの対照的なアメリカの港町があります。

一つは誰もが知る大都市「ニューヨーク」

もう一つはニューイングランドの小さな漁村「ケープコッド」です。

この記事では、「ニューヨーク」での華やかで、活気溢れる一日をご紹介していきます。

黄金期のニューヨークを旅する

華やかなジャズが響き、豪華な劇場にデパートメントストアやレストランが立ち並ぶこの場所。

まずは、アメリカンウォーターフロントの玄関口となるお店をご紹介しましょう!

マクダックス・デパートメントストア

メディテレーニアンハーバーに面する場所にある、ニューヨークの街の中でもひときわ存在感のある大きな建物。

ここは、ドナルドのおじさんで、世界一お金持ちのアヒル、スクルージ・マクダックが経営する百貨店「マクダックス・デパートメントストア」です(クリスマス感満載の写真ですみません)。

“McDuck’s”の文字のなかに、アメリカの通貨のセント(¢)とドル($)が隠れていて、スクルージおじさんらしいロゴになっていますね。(またまたクリスマス感満載の写真ですみません

パーク内でも2番目の大きさを誇るこのお店。実は小さな物語が秘められているのですが、その話はまた別の記事でお話しできればと思います。

なぜこのお店を最初に説明したかというと、このお店がこのあとご紹介する二つの通りの分岐点になっているからです。

このお店を挟んで、左側が「ブロードウェイ」、右側が「ウォーターストリート」。2つの通りは雰囲気が少し異なります。まずは左手側、「ブロードウェイ」を通ってみましょう!

ブロードウェイ

ここは、ニューヨークで最も活気のある劇場街。たくさんの人が行き交い、ジャズの音色と話し声が入り混じります。

ショーウィンドウをよくみると、舞台衣装や楽器が飾られており、音楽や舞台に関するお店が多いことがうかがえますね。

看板には「リハーサルスタジオ」の文字が。この付近にはスタジオがいくつかあるようで、耳を傾けると発生練習の声や歌、タップダンスの音が聞こえてきます。

そしてこの通りの先にある建物が、ブロードウェイミュージックシアターです。

ここでは「ビッグバンドビート」がロングラン中。この地を訪れたらぜひ体験してほしい本格的なレビューショーです。

では続いて、反対側の通り、ウォーターストリートに向かいます。

ウォーターストリート

船乗りたちが集まるニューヨークの旧市街。古いレンガの建物が立ち並び、看板や木も色褪せていてどこか懐かしさや哀愁を感じます。

海から目と鼻の先にあるため、船乗り向けの安いホテルや、船の乗組員を募集する張り紙が目につきます。

ウォーターストリートの見どころといえば、頭上を走る”ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ”。

遠くから聞きなれない金属音が聞こえてきたら、上を見上げて見てください。

青空に、赤い車体と緑の高架がよく映えます。

高架下を抜けたすぐ先にあるのが、ディズニーシーで唯一和食を食べられる”レストラン櫻”です。

店名の「櫻」が旧字体なのは、20世紀初頭にはまだ新字体の「桜」という漢字が使われていなかったからです。

ニューヨークの真ん中で食べる和食もまた新鮮でいいですね。

では続いて、アメリカンウォーターフロントの象徴的な船のところへ行ってみましょう。

S.S.コロンビア号

3つ並んだ赤い煙突が特徴的な蒸気船、S.S.コロンビア号。「S.S.」は、Steamship(蒸気船)の略だということを、みなさんは知っていましたか?

天気のいい午後に行きたくなるのは船首にある広々とした甲板。この時代に合った服で歩けば、豪華客船の乗客気分です。

デッキ部分にはたくさんのベンチがあるので、ここに腰掛けて風に当たりながらのんびりと風景を眺めるのもオススメ。

甲板からの風景はまさに絶景。せっかくですので時間とともに景色が移り変わって行く様子を見て見ましょう。

日中には太陽の光を浴びながら、波間はキラキラと輝き、水面は深い青に染まっています。

夕暮れ時になると辺り一面がオレンジ色に。優しく、懐かしい印象になります。

そして夜になると水面にはイルミネーションが反射し、一気にロマンチックな雰囲気に。

さてさて辺りも暗くなったので、続いて向かうのは暗くなるとより怪しさを増すあのアトラクションです。

タワー・オブ・テラー

オレンジ色で優しい光でライトアップされる街の中、唯一青白く光り、時折雷が落ちるこの建物。

時は1912年のニューヨーク。1899年に起きたハイタワー3世の謎の失踪事件以来、恐怖のホテルと呼ばれるようになった「タワー・オブ・テラー」です。

夜に乗れば怖さも雰囲気も倍増。

最上階からの眺めを楽しむ余裕があるならば、断然、夜に乗るのがオススメです。

では最後に、夜のニューヨークを少しだけ散策して見ましょう。

変革の20世紀初頭-ニューヨークの夜景

ニューヨークがどんどんと新しい時代へと変わっていった20世紀初頭。旧市街とメインストリート。同時代の二つの道を比較すると、めまぐるしく変わっていったこの時代の様子を垣間見ることができます。

ウォーターストリートの夜景

まずはウォーターストリート。夜になると、より懐かしさを感じさせるこの道。

よく見ると、ゆらゆらと火が揺れるガス灯と、電灯が混在していることに気がつきます。

ちょうどこの頃は、乗り物は馬車から自動車へ、照明はガス灯から電灯へ、と現代へ大きく前進する時代でした。

旧市街であるウォーターストリートの夜景から、まさに時代の変化とともに変わっていくニューヨークの姿を見ることができます。

ブロードウェイの夜景

続いてはブロードウェイ。メインストリートであるこの道はすっかりと電化が進んで道も明るく照らされています。

この道の先にあるブロードウェイ・ミュージックシアターも夜になると明るくライトアップし、よりその存在感を増します。

同じニューヨークエリアの中にも、少しずつ違いがあることを、おわかりいただけたでしょうか。

この他にも紹介しきれなかった広場や道があったり、小さな看板一つ一つにストーリーが隠されてたりと、豆知識が盛りだくさんのこの場所。

ぜひみなさんもゆっくりと散策して見てください。

最後に

いかがでしたでしょうか!

今回はアメリカンウォーターフロント(前編)ということで、アメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアに焦点を当ててみました。

トイビル・トロリーパークについて全く触れられなかった…トイストーリー好きさんすみません…)

次回後編は穏やかでのどかなエリア、ケープコッドです。次回もぜひ読んでくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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