コロナ流行以降、今年ようやく復活した”大人の全身仮装”。去年は日付指定のある専用の有料パスポートがないと全身仮装はできませんでしたが、今年はハロウィン期間中であれば全日程大人も全身仮装できるようになりました。
わたしがインスタグラムに今年の仮装を載せた際、たくさんの質問をいただいたのでディズニーハロウィンの全身仮装についてまとめてみました。
着替えってどうしたらいいの?
まず最初のハードルは今年は着替えスペースがないこと。コロナ流行以前はパークの出口付近に専用の更衣室がありましたが今年はありません。なので着替えやメイクはホテルに泊まるか家で着替えるかの2択になると思います。家で着替える場合は仮装衣装のまま電車等に乗るわけにはいかないので、基本的には自家用車やタクシーを利用することになるかと思います。
ちなみに私は今までは更衣室を使っていましたが今年は更衣室がないので、家で仮装して車で行きました。また、車の後部座席部分で着替えられるように内装を整えているので、途中で普通の服に戻ったり着替えたい時は車で着替えることもあります。
仮装するときに気を付けていることは?
まずはルールの遵守
大前提として、公式ホームページにある仮装のルールを守ること。ルールを遵守できていないとそもそもパーク内に入ることができないし他のゲストの迷惑になってしまうのでしっかりと熟読しましょう。当たり前ですが、仮装のルールだけでなくパークのルールも必ず守ります。
他のゲストの邪魔にならないよう気をつける
特にドレスを着用する時。規定のルールの範囲内の衣装であっても、トイレ等幅の狭い場所では迷惑になってしまうのでできるだけ小さくなるようにしてささっと移動します。閉園間際のショップなど、混雑があらかじめ予想できる場所にはできるだけ行かないようにしています。写真を撮るときも場所の占有はもちろんNG。写真を撮る時は普通のゲストの写真撮影よりも長引かないようにしています。
衣装選びについて
基本的には市販品
わたしが今までに仮装したキャラクターのほぼ全てが市販品です。Amazonや楽天で購入したものが5割、衣装専用のサイトや企業で購入したものが5割ほどだと思います。Amazon等の方が金額は安い傾向にありますが、Amazon等で市販品を購入する際はレビューや衣装の販売元をしっかりと確認するようにしています。どなたかがご自身で自作した衣装の写真が勝手にサイトで使われていて、その写真を見て注文したら別のものが届いたというケースもあるそうなので気を付けましょう。
金額は大体どのくらい?
よく聞かれる質問の一つが金額。これはどのキャラクターをやるか、どこまで再現したいかによってかなり変わってくると思います。
わたしが初めて本格的に挑戦したのはズートピアのジュディ。靴は自分の手持ちのものを使って、衣装、ウィッグ、コンタクトの全てを合わせて¥22,000程度だったと思います。小物がどこまで作り込まれているか、衣装の生地感やシルエットなど、衣装を買うときは妥協できるポイント、できないポイントを決めてお財布と相談します。
各衣装の金額はまた別の記事でまとめられればと思いますが、わたしが今までにした仮装の中で一番安価なのが、『スターウォーズ7~9』主人公のレイで全身で約¥10,000。ウィッグは使わずに地毛を自分でセットし、靴や小物も自分の手持ちで揃えたので単純に衣装代だけだったということが安く済んだ理由かと思います。
逆に一番高額だった仮装はシンデレラ。全身で¥75,000前後だったと思います。ドレスが市販のもので約¥40,000、ウィッグが¥25,000、その他のアクセサリーや小物で¥10,000くらいだったと思います。一番好きなキャラクターで妥協したくなかったことや、ウィッグの自作が難しくてオーダーメイドをし購入したことでこの金額になりました。個人的にこの金額はかなり勇気を出した買い物でしたが、購入して以来何度も着用しているので、日割計算をすればそこまで高くないと(自分に言い聞かせて)思います。
仮装メイクの個人的なポイント
まつ毛はモリモリに!
キャラクターにもよりますが、ウィッグをするとそのぶん顔の印象が薄くなる気がするのでアイメイクの濃さをいつもの倍くらいガッツリとしています。ジュディの仮装をしたときはジュディのようなふさふさなまつげを表現したくてかなりボリュームのあるつけまつげをつけていました。
カラーコンタクトでよりキャラクターっぽく
シンデレラやアリスは青い目、ジュディは紫の目、というように実はキャラクターによってかなり違う『瞳の色』。ネットを調べればたくさんの種類のカラーコンタクトを見つけられるので、キャラクターの印象に合うものを選んでいます。
リップやチークも普段より濃いめに
自分がちょうどいいと思う濃さよりもさらにもう1往復塗るくらいの感覚でリップやチークも濃いめに入れます。わたし自身、カメラマンとして結婚式の前撮りや式の撮影に入りますが、ブライダルメイクが濃いめなのも写真写りや衣装負けしないための工夫の一つなんです。このアナの仮装の写真も、実はしっかり目にリップとチークを入れています。
ウィッグ選び
色選びが大事
個人的に仮装の時に重要視しているポイントの一つがウィッグの色。パークにグリーティングとして出ているキャラクターであれば、アニメーションよりもグリーティングのキャラクターの髪色に寄せることが多いです。アニメーションのキャラクターに寄せるのももちろん可愛いのですが、実際に現実世界にいるキャラクターを参考にした方が自然になりやすいのかなあ、と思っています。
自分でセットする方が安い。
わたしが今までにした仮装のウィッグのほとんどは自分でセットしているものです。Amazon等の市販品を購入する場合は届くまでの過程で崩れてしまっていることも多いので、全くセットしない予定であっても絡まりをほどいたりするのは必須になると思います。ウィッグのセットは普通のヘアアレンジとは違う点がかなり多く、わたし自身しっかりとした技術があるわけではないのでネットを駆使して色々と調べました。これについてはまた別記事で詳しく説明できればと思います。
アップヘアのキャラクターのウィッグは難しい。
アップヘアのキャラクターのウィッグの加工はかなり難しく、一度挑戦しましたが諦めてセット済みのものを購入するようになりました。シンデレラのウィッグは加工済みを購入したのものになります。
アップヘアは作るのが難しいだけでなく、かぶるのも大変です。ウィッグを被る前にはウィッグネットという専用のネットをつけて髪をまとめてから被りますが、地毛やネットが少しでも出ているといわゆる“かつら感”が強くなってしまいます。被り方を事前にしっかりと調べ、練習しておくのがおすすめです。
Q&A
初挑戦しやすい仮装は?
今まで仮装した中でおすすめなのは『美女と野獣』の町娘衣装のベルと『ピーターパン』のウェンディです。どちらのキャラクターも茶髪なので、ウィッグをしなくてもヘアアレンジでキャラクターに近づけることができるので挑戦しやすいと思います。また、どちらのキャラクターもこだわらなければAmazon等で比較的安価に衣装を手に入れられるのもおすすめなポイントです。
ただやはり、仮装のしやすさで選ぶよりも、自分の好きなディズニーキャラクターを選ぶのが一番だと思います。わたし自身、初めて大好きなシンデレラの仮装をしてディズニーに行った日の感動は忘れられませんし、マイナーであっても好きなキャラクターの仮装をしてそのキャラクターが好きな方に声をかけていただいて盛り上がった思い出も忘れられません。
仮装はいつから準備したらいいの?
早いに越したことはありません。私は早い場合は半年前から、遅くても1ヶ月半前くらいには準備を始めています。仮装の衣装を取り扱うショップの多くは海外に工場を持っているため、注文から商品が手元に届くまで約1ヶ月くらいかかると思っていたほうがいいと思います。Amazon等で購入するとしても、衣装の発送に1週間以上かかるものばかりですし、届いたものを手直ししたりすることを踏まえると早ければ早いほどいいと思います。
また、友達と同じ作品の仮装で合わせる場合はもっと早くから計画を始めます。なんの仮装をするか相談したり、お洋服やウィッグの雰囲気を合わせるために衣装選びの相談をしたりするので時間がかかります。ただ、準備が大変な分みんなで揃ってパークに行った時の感動は大きいのでぜひ挑戦してほしいです。
仮装している人は多い?
ハロウィン初日や最終日付近、土日は多い印象でした!パークにいる人の2〜3割の方が仮装していた印象です。9月末の平日あたりに行った時はとても少なく、パークですれ違った仮装者の方は100人もいなかった気がします。シンデレラの仮装で行きましたが、人数が少ないということもあってかたくさんの方に褒めていただいたりと嬉しいこともあったので、人数が少なくても恥ずかしがることはないと思います。
アトラクション利用時はどうする?
キャラクターによりますが、絡まってしまいそうなウィッグの場合やパニエを履いて横幅が広くなってしまうドレス等の衣装の場合はプーさんのハニーハントやホーンテッドマンションなど、穏やかで他の方の邪魔にならなそうなアトラクションに乗ります。普段に比べるとアトラクションにはあまり乗らずにキャラクターになり行った気分でお散歩したり、ごはんを食べたりグリーティングに行ったり、写真を撮ったりして1日を過ごしていることが多いです。本格的な仮装をしている方はアトラクションに乗らない方も多いので、仮装期間に特別アトラクションが混むということもありません。
また、ドレスの場合は座席に座るタイプのショーではドレスのボリュームで1席におさまらない場合や、ウィッグが大きい場合はその大きさのせいで後ろの方の視界が狭まることもあるので、ショーを抽選しないこともあります。
動きやすくてウィッグも衣装も邪魔にならないキャラクターの場合は普段のパークの場合と同じくどんなアトラクションにも乗ります。さすがにスプラッシュマウンテンには乗らないことが多いです(笑)
トイレはどうする?
ドレスの時に少し困るのがお手洗い問題。どうしよう…と悩む方もいると思いますがロングスカートの場合とほぼ同じですしそこまで悩まなくても大丈夫かなと思います。パニエ等を使ったふんわりとしたドレスの場合でも、しっかり抱え込めば大丈夫です。荷物は同行者の方に持っておいてもらって、できるだけ身軽にしていくのもおすすめです。
ポーズや表情のポイントは?
とにかく映画を見返すこと!ウィッグのセットなど仮装の準備をしているときは常にテレビで仮装する映画を流し続けています。写真撮影をする際も、『あのシーンあのポーズを再現したい!』という具体的にイメージできるシーンがあればスムーズにポーズを取れると思いますし、お友達にしたいポーズの画像を見せて細かい角度を調整してもらってもいいかもしれません。
カメラマンキャストさんは捕まりにくい?
カメラマンキャストさんとはパーク内にいる撮影を専門にしたキャストさんのこと。自分の手持ちのカメラでも、¥500からダウンロードできる有料の撮影も行っています。キャラクターにあったポーズやスポットを紹介してくれる方もいるので、仮装をしたらぜひ声をかけてみてください。
普段に比べると写真を撮りたいゲストの方が多い分忙しそうにされている印象ですが、パーク内にはたくさんのカメラマンキャストさんがいるので、そこまで気にしなくても大丈夫だと思います。
最後に
いかがでしたか?わたし自身、初めて仮装をしたのは約6年前。当時は衣装は作らないといけないと思っていましたし、ウィッグの被り方も知りませんでした。
いつか仮装に挑戦してみたい!と思っている方やこれから仮装する予定の方にとって少しでも役に立ったら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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