ディズニーで写真を撮るなら。超広角レンズのススメ。

撮影テクニック

SNSをみているとよく目にとまる、
青空がいっぱいはいったダイナミックな写真。

私のInstagramやTwitterで“この写真、どんなレンズで撮りましたか?”と聞かれることが1番多いのが実はこの、超広角レンズで撮った写真です。

そして私史上一番バズったツイート、ディズニーシーの雨上がりのリフレクションの写真(43万お気に入り)を撮影したのもこのレンズです。

この記事では、超広角レンズの特徴やこのレンズを使ってディズニーリゾートで写真を撮るときのオススメスポットをご紹介します。これを読めばあなたも広角レンズで写真を撮りたくてウズウズしてくるはず!

超広角レンズの特徴

とにかく広く写せる

まず、広角レンズとは、広い画角で撮影することができるレンズのこと。 厳密な定義が決まっているわけではないらしいですが、だいたい35mm以下の焦点距離のレンズが「広角レンズ」、24mm以下の焦点距離のレンズが「超広角レンズ」と呼ばれています。


漢字をたくさん使って難しそうに書きましたが、つまりざっくり言うと超広角レンズとは『とーーっても広い範囲が写るレンズ』のことです。

人間の視野よりも広い範囲を写せるので、その風景を見たときのワクワクや感動、空気感をそのまま写真にすることができます。

パースを使って迫力のある写真を!

パースとは簡単にいえば遠近感のこと。小学生の時の夏休みの図工の絵の宿題で、“手前のものを大きく、奥のものを小さく”描いていたのを思い出してください。それです。笑


広角レンズは普通のレンズに比べてこの遠近感が現れやすいという特徴があります。
パースをうまく使えば迫力のある、ダイナミックな写真を撮る事ができます

超広角レンズを使うべき場面

青空と雲が綺麗な日

超広角レンズは、広く写せることが最大のメリットです。でも、逆を返せば、ディズニーのような混んでる場所では、人がたくさん写り込んでしまうというデメリットがあります。
人があんまり写り込まないようにするには、人の頭よりも上の部分を撮る、つまり見上げるようにして撮るのがポイントです。


見上げると必然的にたくさん映るのが空。
だから、青空ともっふもふな雲が綺麗な日こそ、絶好の超広角レンズ日和なんです!

私自身、このレンズを手にしてからは空をよく見上げるようになって、雲の形や空の色の変化に気づけるようになりました。

これは2016年の写真ですが、空を見上げたとき雲が偶然ハート形になっていたときのものです。その一瞬だけの空に気づけて、それをバッチリ写真に残せるのは超広角レンズの良いところだと思います。

夕焼けの時間帯

空のグラデーションが綺麗になる夕焼けの時間。空をいっぱいに写せる超広角レンズだからこそ、このグラデーションを綺麗に写す事ができます

空を主役にして撮るときは、写真の中の空の割合を多めにして撮るのがポイントです。

雨上がりのリフレクション撮影に。

雨上がりの水面の反射を撮るときに大活躍する超広角レンズ。建物と反射した世界を一緒に撮ろうとすると、普通のレンズだと意外に入りきらないんです。。

リフレクションを撮るときはできるだけカメラを地面に近づけて、シャッタースピードを遅くしてとるのがポイントです。

実はパレード最前列でも使える。


意外かもしれないけどおすすめなのが、パレードの最前列!キャラクターが乗っている乗り物(フロート)って実はめちゃくちゃ凝っててよく見るとすごく可愛いんです!

その季節だけのフロートに乗る、その季節だけの衣装を着たキャラクターをまるっとに写真に収められるのはやっぱり嬉しいし、絵になります。後で見返すと“超広角で撮っておいてよかった〜!”って思うこと、結構ありますよ!

室内でも意外に使える!

少し贅沢をしてせっかく泊まったディズニーホテル。普通のレンズで撮るとどこか一部分しか撮れなくて、あとあと見返してもどんな部屋だったのか思い出せない、なんてことも。

でも広角レンズで撮るとお部屋全体をこんなに広々と撮る事ができます。天井の柄までバッチリ映っていて、お部屋の雰囲気をまるまる記録に残せるのも超広角レンズならでは。

超広角レンズにオススメな写真スポット

ディズニーランド編

定番のシンデレラ城。実はフォトスポットは裏側?

やっぱりディズニーランドの定番のフォトスポットといえばシンデレラ城。でも、正面から撮ろうとすると、他のゲストがめちゃめちゃ写り込んじゃいますよね!

なので超広角でシンデレラ城を撮るときは、裏側から見上げるように撮ると人の写り込みも気にならず、雰囲気のある写真が撮れるのでオススメです。

皆さんご存知かと思いますが、シンデレラ城の裏側にはミッキーの像シンデレラの像があります。この像越しにシンデレラ城を撮るのが私のお気に入りの構図です。

シンデレラの像は背中側から撮ると収まりが良くなります。実は夕暮れの時間にここから撮ると、像の方に太陽が落ちていくので、綺麗なグラデーションとシンデレラとシンデレラのコラボ写真が撮れることも。

ミッキーの像は下から見上げるように撮ると、ミッキーが青空に向かって手を伸ばしているような写真が撮れます。

逆に背中側から撮ると、シンデレラ城は入らないけど空が広く写ります。そのままだと少しガランとした印象になるので、夜なら流れ星を、昼間なら虹を合成したりすると、SNS映えする画像が作れます!

トゥーンタウンでは季節感のある写真を。

一番のおすすめはミッキーの噴水。夏に超広角で撮ると噴水の周りの木がバッチリ写ります。それがいい感じに額縁の役割をしてくれて、指揮をふるミッキーが主役の納まりのいい写真に。青空の日に撮ると、緑と青のコントラストがいい感じ!

この木はヒメリンゴと言って、秋には赤い小さな実を、春には白い小さな花をつける季節を感じさせてくれる木です。夏以外の時期もぜひ見にいってみてください。

クリスマスにはクリスマスツリーが、ハロウィンにはかぼちゃのデコレーションが飾られるトゥーンタウンにあるミッキーたちのお家。

デコレーションのない2月ごろにも、ミニーちゃんの家のお庭には鮮やかなピンク色の花(河津桜)が咲き誇ります。キャラクターのお家の写真を撮る時も、お庭までばっちり写る超広角レンズなら季節感のある写真が撮れます

超広角レンズ映えするアトラクション3選!

まず1つ目はイッツ・ア・スモールワールド

少し離れたところから空をいっぱいに入れて撮るのがおすすめです。たくさんの人が行き交う場所ですが、見上げるようにして撮れば人が写り込まないので、絵のような写真が撮れます。

2つ目は空飛ぶダンボ

青空がよく似合うアトラクションといえばこれ!全部のダンボが一番高いところに上がるタイミングを狙って撮ると、空とのバランスがいい写真が撮れます。ホーンテッドマンション側から撮るのがオススメです。

3つ目はスペース・マウンテン

季節によって多少変わるけど、太陽はスペースマウンテンの方向に落ちます。左右の建物が青いので空のオレンジがより映えて綺麗!ディズニーランドに夕暮れの時間にいるときはぜひ行ってみて下さい!

季節の装飾やモニュメント撮影にも。

イベントごとに飾られる期間限定の大きなモニュメントも、バッチリ全体を写せるのが超広角の嬉しいポイント。下の写真も広く撮ることで虹色のグラデーションが綺麗に収まっています。

東京ディズニーシー

空との相性抜群!マーメイドラグーン

一番の超広角映えスポットといっても過言ではないくらい、超広角レンズとの相性がいいマーメイドラグーン。空が綺麗な日は必ずと言っていいほど、超広角レンズを持ってマーメイドラグーンに行きます。

アリエルの像を入れて撮るときも下から見上げるように撮るのがポイント。超広角ならフランダーとセバスチャンもバッチリ写ります!

逆にアリエルを入れないで撮るときは少し離れて目一杯空を入れて撮るのがポイント。ここもたくさんの人で混雑するフォトスポットですが、頭が写り込まないギリギリのところから撮れば、広々と見えるのに人がいない写真が撮れます。

夕焼けの時間は少し斜めから、左下にお城が映るように撮るのがおすすめです。

アラビアンコーストは夜がオススメ。

昼間は人が多いので、アラビアンコーストで撮るなら夜がオススメです。雨上がりの日や、夜のショーの時間、閉園間際なら人が少なく、超広角レンズでもあまり人が気にならずに撮れます。

パースを効かせて手前にアーチを入れて撮ると、額縁効果で中央の存在感が際立つのオススメです。

アメリカンウォーターフロントでは人を写り込ませたほうがいい?!

人がたくさん写り込んでしまうのが超広角レンズのデメリット、と最初の方に説明しましたが、アメリカンウォータフロントに限っては行き交う人たちが小さく写ったほうが雰囲気のある写真になります。

夜景を撮るときはシャッタースピードを少し遅くしてとると、人だけがブレて写って動きのある賑やかな印象になります。

メディテレーニアンハーバーでは空と海と建物のバランスを意識する。

メディテレーニアンハーバーで超広角を使う時は空と海と建物の割合でかなり印象が変わります。海の割合を少なめに、空と建物を多めにすると目線が上がって大きな空が印象的な一枚に。

ここから撮るとパースが効いているのがしっかりとわかって、超広角らしい写真になります。

海と空の割合を多めに、建物を少なめに撮ると、広々としたダイナミックな印象の写真になります。少しのバランスでかなり雰囲気が変わるのでぜひ色々と試してみて下さい。

もう一つのおすすめはヴェネツィアン・ゴンドラ

外から撮る時はゴンドラが橋の下からハーバーに出てくる、この場所がオススメ。狭い水路から広い海に視界が広がる、あの瞬間の感動が蘇るような写真が撮れます。

アトラクションに乗りながら撮るときは、建物を多めに入れるように意識して撮るとベネチアに旅行したような、異国情緒溢れる雰囲気のある写真が撮れます!

何度か他のゴンドラとすれ違うことがあるのでそこがシャッターチャンス。『チャオ!』と挨拶をしながら撮りましょう!


海沿いにあるということもあって、風が強い日が多いディズニーシーですが、風が弱い日の夜はぜひ、超広角を持ってゴンドラ乗り場の方に行ってみて下さい。

湖面に建物が綺麗に反射して、雨の日じゃなくてもリフレクションを撮ることができます。水面のリフレクションを撮る時は海が画面の半分くらいの割合になるように撮るとバランスがよくなります。

私が使っている広角レンズ

いかがでしたか?

今回はこれでもか!ってほど作例たっぷりでご紹介しましたが、これでも厳選して載せたくらい、実はもっともっと使い所があるレンズです!持っていて損はない、むしろ持ってないと損!と言えるくらい、ディズニーとの相性がいいレンズです!

最後に私が使っている超広角レンズをご紹介します。

SIGMA12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【中古】【1年保証】【美品】SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM ニコン
価格:73800円(税込、送料無料) (2020/6/25時点)

楽天で購入

空が綺麗な日、このレンズをつけてファインダーを覗いた瞬間の感動をぜひ皆さんにも味わって欲しい。この記事を読んで、少しでも『超広角レンズっていいな』って思ってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメント

  1. yk より:

    広角レンズの魅力、たっぷり伝わりました◡̈♡
    まだ持ってない種類のレンズなので、検討してみたいです!
    あとずっと聞いてみたかったことの1つなのですが、、
    kahoさんの写真の色味が好きで、特に空の色の出し方や雲の写し方が大好きです!
    ですが自分で撮るとなかなかうまく色が出せなくて、、
    設定についてもぜひ参考にさせてもらいたいです!!

  2. Awesome post! Keep up the great work! 🙂

タイトルとURLをコピーしました